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色調でわかるシミ(色素沈着)の深さ
シミは、生まれつきではなく後天的な色素沈着であり、濃いものもあれば、薄いものもあります。また、よく観察してみると、茶色っぽかったり、黒っぽかったり、少し青みがかっているなど色にも違いがあります。その違いには、黒色メラニンの量と位置(皮膚内での深さ)が関係しています。
黒色メラニンの位置が皮膚表面に近いほど茶色調が強まる傾向にあります。また、メラニン量が増えたり、集積度が高くなると、こげ茶色や黒色に近くなってきます。
シミの色と深さ
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灰色や青みがかったシミ
基底層に存在している黒色メラニンが、なんらかの原因で真皮(皮膚の深い部分)に入り込んでしまうことがあります。これが灰色や青みがかってみえるシミの原因です。このタイプのシミは、黒色メラニンが皮膚の奥に存在しているため、肌のターンオーバーによって排出されずに残ってしまい、シミの改善が難しいと言われています。気になる場合は、皮膚科に相談してください。
茶色や黒みがかったシミ
多くの場合、黒色メラニンは表皮の基底層(皮膚の浅い部分)に存在しています。茶色や黒みがかった色調のシミ・そばかすは、この皮膚の比較的浅い部分にある黒色メラニンが原因です。このタイプのシミは、肌の代謝であるターンオーバーが正常に行われることによって、黒色メラニンが排出され、だんだん色が薄くなったり、消えることが期待できます。