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できてしまったシミが治るしくみ
健康な肌とシミのある肌の違い
ターンオーバーが正常におこなわれている肌では、黒色メラニンも古い角質とともに皮膚の表面に押し上げられ、排出されます。ところが何らかの原因でターンオーバーのサイクルが遅くなると、黒色メラニンは皮膚の中にとどまりがちになります。そして、排出されずに残った黒色メラニンが蓄積され、色素沈着を起こしてシミとなります。
できてしまったシミを治すためには、低下したターンオーバーの機能を正常にすることが大切です。
健康な肌とシミのある肌
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肌細胞が生まれ、排出されるまでの目安は6週間です。(個人差があります)
シミが薄くなるしくみとは
シミやそばかすを簡単に消す方法は残念ながらまだ開発されていませんが、適切なケアを行うことによって、増えるのを防いだり、濃いシミを薄くしたりすることが可能です。
1. 黒色メラニンの生成をおさえる
シミやそばかすは、肌の中で黒色メラニンが過剰に生成されてしまうことによってできます。黒色メラニンが生成される一番の原因となるのが紫外線です。シミを増やさないためには、紫外線を浴びる頻度と時間を減らすことが大切です。
2. ターンオーバーの機能を高める
肌のターンオーバーのサイクルが乱れると、過剰にできてしまった黒色メラニンが排出されずに肌の中に長く留まって色素沈着につながります。乱れてしまったターンオーバーを改善し、肌の代謝機能を正常に戻すために、まず生活習慣を見直しましょう。
3. 黒色メラニンの酸化をおさえる
肌の中にある黒色メラニンは酸化されることによって濃くなります。そのため、酸化した黒色メラニンを元に戻す(=還元する)ことによって、濃くなった黒色メラニンを薄くする(無色化する)ことができます。これにはビタミンCが有効だと考えられています。