あごニキビの原因、治し方や繰り返さないためのケア方法は?

ニキビ(にきび)はTゾーンと呼ばれるおでこや鼻周りにできるイメージがありますが、大人になると顎(あご)にできてしまうことも多いです。
あごニキビの原因と、治し方や繰り返さないためのケアについても紹介していきます。

あごニキビができる原因

あごニキビの原因

あごニキビは大人ニキビや吹き出物と呼ばれ、思春期にできるニキビとは原因が異なります。

あごニキビができる主な原因は肌の乾燥

あごは、皮脂を分泌する皮脂腺が多い場所です。しかし、肌が薄く汗腺が少ないために乾燥しやすい場所でもあります。
乾燥してしまうと、水分を補うために皮脂を分泌しようとするはたらきが促されます。皮脂が必要以上に分泌されることで毛穴がつまり、あごニキビができる原因になります。

あごが刺激を受けやすいこともニキビの原因に

あごは手で触れることも多い場所ですし、マスク・マフラーでの摩擦や髭剃り・産毛処理など、刺激を受けやすい場所です。
そのため、雑菌が入りやすく炎症を起こしたりニキビが発生しやすくなります。

また、帽子や日傘などで紫外線を防ぎづらい場所でもあります。紫外線による影響で角層が厚くなり、毛穴づまりを起こしやすくなって、あごニキビの原因につながることもあります。

あごニキビ以外にも!首やデコルテにできるニキビの原因

首やデコルテにできるニキビ

あごニキビに代表される大人ニキビは、首やデコルテにもできやすいです。
原因は、シャンプーや洗顔料のすすぎ残しなど。また、保湿不足も原因と言われています。
肌に直接ふれる衣服や寝具を清潔に保つこと、肌に刺激の少ない素材を選ぶこと、顔と同じだけ首やデコルテも十分に保湿することを意識すると良いでしょう。

あごニキビが悪化する原因

あごニキビが悪化したり繰り返したりしてしまう原因はたくさんあります。

特に気をつけるべきなのはストレス。ストレスが原因でホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が過剰になってしまうとあごニキビがさらに悪化してしまいます。

また、生活習慣の乱れによって肌のターンオーバーが乱れ、角質が厚くなって毛穴づまりが引き起こされるのも悪化の要因になります。

気になって触りすぎてしまう、マスクを長時間つけるといった刺激もあごニキビを悪化させる原因につながりますので気をつけましょう。

あごニキビが悪化するとどうなる?

皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖することでニキビができます。
ニキビは、あまり目立たない「白ニキビ」の時に放置してしまうと、更に炎症が進み「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」へと悪化する場合があります。放置しているとニキビ跡になってしまうことも。
症状が進行する前に適切なケアを行いましょう。

あごニキビの治し方

できてしまったあごニキビは、悪化する前に早めの対処が必要です。
すでに悪化して炎症している時には、早めに皮膚科を受診しましょう。

朝晩2回の洗顔で肌を清潔に

基本的に朝と夜の2回洗顔を行い、肌をきれいに保つことが大切です。
ゴシゴシと強くこするのはNG。しっかりと泡立てた洗顔料で優しく洗います。ぬるま湯(32℃程度)で洗い残しがないようにしっかりすすぎましょう。
メイク落としの時も強くこすらないように、アイメイクや口紅などのポイントメイクは、専用のリムーバーを使ってあらかじめ落としておきましょう。

スキンケアで保湿

先程もお伝えした通り、あごは非常に乾燥しやすい場所です。
洗顔のあとは化粧水でしっかり水分を補い、保湿成分が含まれた乳液やクリームを重ねてください。
ニキビができている時は、低刺激な「ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビができにくいことを確認済み)」の製品を使うと良いでしょう。

ニキビに効く成分を取り入れる

ニキビや肌荒れに効く成分を積極的に取り入れるのも良いでしょう。

肌に塗って取り入れるもの
イソプロピルメチルフェノール
アクネ菌の殺菌作用があります。
グリチルリチン酸ジカリウム
ニキビや肌荒れの炎症をおさえます。
ビタミンC誘導体
ニキビ跡をケアする効果が期待でき、抗酸化作用があります。
口から飲んで取り入れるもの
ビタミンC(アスコルビン酸)
ニキビ跡をケアする効果が期待でき、抗酸化作用があります。
L-システイン
肌細胞の生まれ変わり(肌代謝)を正常化します。
どちらもOKなもの
ビタミンB群
脂質の代謝を活発にし、皮脂の分泌を適正に保つはたらきがあります。

睡眠をたっぷりとる

睡眠によって肌のターンオーバーが整い、肌が生まれ変わります。十分な睡眠時間を確保し、リラックスして眠れるようにしましょう。

あごニキビを繰り返さない!予防するケア方法

一度できてしまうと、悪化しやすく繰り返しやすいあごニキビ。日頃から予防するためのケア方法をご紹介します。

保湿をしっかり行う

肌の乾燥が原因でできてしまうことが多いあごニキビを予防するには、肌を乾燥させないことが大切です。
毎日のスキンケアで保湿をしっかり行い、油分と水分のバランスを整えましょう。肌のバリア機能が整います。
保湿力が高いヒアルロン酸、セラミド、ヘパリン類似物質などが含まれている製品を使ってみるのもおすすめです。

紫外線対策を毎日行う

紫外線を浴びて日焼けをすると、炎症を悪化させたり、角質を厚くさせたりしてニキビの原因につながります。
夏だけではなく、毎日日焼け止めを塗る習慣を作りましょう。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めることにより、ホルモンバランスが崩れてしまって、皮脂が過剰分泌してしまう可能性があります。
まったくストレスのない生活を送るのは難しいかと思いますので、できるだけこまめに発散できる方法を見つけておくと良いでしょう。

バランスの良い食事をとる

皮膚の材料になるタンパク質を中心に、ビタミンやミネラルを含む食品をしっかりとるようにすると、内側からニキビのできづらい体を作ることができます。
皮脂を増やす可能性がある、動物性脂肪や糖質の多い食べ物・飲み物はとりすぎないように気をつけましょう。

まとめ

あごニキビは、主に肌の乾燥が原因で発生します。大人ニキビの代表的なもので、一度できると治りづらく、何度も繰り返してしまいます。
あごニキビにはまず、肌を清潔にし、保湿をすることがとても大切です。スキンケアなど外側からのケアを行うことや、皮脂の分泌を整えニキビをケアできるビタミン配合の医薬品などを取り入れて内側からケアを行うことも効果的です。

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MAT-JP-2403118-1.0-06/2024最終更新日:2024.06.17