薬の成分ディクショナリー

ジヒドロコデインリン酸塩

じひどろこでいんりんさんえん

ジヒドロコデインリン酸塩の画像

作用と特徴

せきは、気道に入った細菌やウイルス、ほこりなどの異物を取り除くための体の自然な防御反応です。中枢神経系にあるせきの中枢に、のどや気道からの刺激が伝わってせきをおこさせます。ジヒドロコデインリン酸塩は、このせき中枢に作用してせきの発生を抑えます。
この作用により、かぜ症状でつらいせきに効果があり、一般用医薬品では、総合感冒薬(かぜ薬)、鎮咳去たん薬によく使用されています。

注意事項

製品に書かれている用法や用量を守り、多く服用したり長期連用したりしてはいけません。特に小児では、保護者の監督のもとに使用してください。
めまい、吐き気、おう吐など副作用が疑われた時は、服用を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。
せき止め(鎮咳去たん薬)とかぜ薬など、成分が重なる薬の併用に注意しましょう。
気管支ぜんそくのある人は、使用しないで薬剤師に相談してください。

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。製品の効能とは異なる場合がありますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。

薬の成分
ディクショナリー