社員の想い

開発と薬事業務を通じて、
新たなOTC薬を市場に届ける

サイエンス・ハブ
レギュラトリー
千葉 亮

サイエンス・ハブ レギュラトリー 千葉 亮

開発した薬を世に出すために規制当局の承認を得る

エスエス製薬が新しい製品を開発して市場に投入する際には、規制当局の承認が不可欠です。この承認を得るために、レギュラトリー(薬事)チームは規制当局に提出する申請書類を作成しています。私はその中でも、おもに品質関係(CMC)のデータを取りまとめた書類の作成を担当しています。CMCとはChemistry, Manufacturing and Controlの略で、医薬品に必要な原薬研究、製剤研究、品質評価などの一連のプロセスのことです。社内で開発したものはもちろん、提携先など外部が開発を担当した場合でもデータを細かく確認していきます。レギュラトリーチームではこのような添付資料を含めた申請書を準備・申請し、製品を発売することができるように承認を取得するところまで進めていきます。

関わった製品が世に出ることが最高の達成感

サイエンス・ハブ レギュラトリー 千葉 亮

レギュラトリー部門に移る前の研究開発部門時代から一貫して感じていることがあります。それは、自分やチームが携わった製品が世に出たときや、それを手に取るお客様を見たときに、人々の健康に役立つことができたと喜びを感じます。医療用医薬品の開発も非常に有意義な仕事ですが、関わった製品が世に出るまでに15年や20年かかることもあります。それに比べてOTC医薬品の場合は開発期間が短いので、自分が現役のうちに市場に送り届ける機会が多いのが嬉しいポイントだと思っています。

最近ではEVEシリーズの新製品「イブスリーショットプレミアム」が発売されることになり、本当に嬉しく思っています。このプロジェクトは国内だけでなくグローバルの関係者とも何度もやり取りを重ねて進めてきました。チーム一丸となって発売までたどり着けたことは最高の達成感です。

 

チームワークの良さが魅力のひとつ

私の職場の最大の魅力の一つは、チームワークの良さです。仕事にはお互いの間に存在するタスクがあり、これを埋めるためには歩み寄りが必要です。この会社では、そうしたタスクをチームワークで補い合い、成し遂げる文化が根付いていると感じます。

サイエンス・ハブ レギュラトリー 千葉 亮

海外の研究者・開発者とも連携し、ゴールを目指す

サイエンス・ハブ レギュラトリー 千葉 亮

また、良い意味で上下関係がそれほどなく、フランクに話せる間柄が多いと感じ、自分には合っていると感じます。国内だけでなく、フランスやベトナムの研究者・開発者とも連携していますが、彼らともフランクに話せる環境です。以前は、ここまでグローバルなメンバーと緊密に働くことになるとは想像していませんでしたが、成長できる機会であると前向きにとらえて、日々業務に取り組んでいます。今後は国内での薬事行政の知識を深め、実績を積みながら、より専門性を高めていきたいと思います。

家庭菜園で雑草と向きあって無になれる、自分時間

週末はガーデニングをしていることが多いです。ガーデニングというとキラキラしているように聞こえますが、実際は地味で、主に雑草との対峙の時間なのです。オクラやピーマン、ナスなどの野菜を育てていますが、これらの野菜を守るためには次々と生えてくる雑草との闘いが欠かせません。なかなかしぶとい雑草との格闘は、無になれる時間です。もしかしたら座禅とかそういうものと似た境地なのかもしれません。頭を空っぽにして黙々と作業した後に振り返ってみると、きれいになった畑が広がっている。大変ですが意外と心地よいものです。

※所属部署・役職は取材当時のものです

関連リンク