人にいいこと。地球にいいこと
フジサンケイグループ主催の第19回地球環境大賞(主催:フジサンケイグループ/後援:経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省/協力:日本経団連/特別協力:世界自然保護基金(WWF)ジャパン)において、エスエス製薬は「日本経済団体連合会会長賞」受賞をいたしました。
当社の工場・物流センターで3R(リデュース、リユース、リサイクル)を積極的に推進した結果、全工場・物流センターでのゼロエミッションを達成し、その取り組みが高く評価されたものです。
地球環境大賞は、フジサンケイグループが「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、世界自然保護基金(WWF)ジャパン(名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て創設。持続可能な循環型社会の実現に寄与する技術・製品開発、環境保全活動・事業の促進と21世紀の社会システムの探究、地球環境保全に対する意識の一段の向上を目的としています。
エスエス製薬は創業以来、信頼される製品づくりと同時に、人々の健康に関わる環境活動にも積極的に注力してまいりました。医薬品としての安全性確保と厳しい品質が求められる中、原材料、容器包装など製造工程における資源投入量の見直しと削減を常に行う一方、工場・物流センターでの3R(リデュース、リユース、リサイクル)を積極的に推進しています。
1998年には国際環境規格「ISO14001」を、製薬業界で初めて全工場で同時取得。その後、2002年には全国すべての物流センターでの同規格取得を完了(2021年12月現在、2つの物流センターにて認証継続中)。社員一丸となり環境保全活動に取り組んでおります。
2008年度には工場・物流センターでゼロエミッションを達成。その後も継続してゼロエミッションを達成しています。
ゼロエミッションとは、単に廃棄物削減を目指すだけではなく、産業活動から排出される廃棄物などすべてを、生産の資源として活用し、全体として廃棄物を出さない生産のあり方を目指す考え方です。リサイクルによる資源の有効利用にとどまらず、廃棄物処理などに伴って発生する温室効果ガスの削減にも役立つとされています。
成田工場は、成田山新勝寺の門前町であった成田市の誘致第1号企業として、1964年に操業を開始しました。当初から公害対策を行うなど周辺環境への配慮と、周囲の自然や景観と調査する「公園工場」をめざして徐々に施設を拡大し、地域社会との融和を図りながら生産活動を行ってきました。
リデュース
年間200~300kg使用していたケース包装箱を、2007年に全製品ラップ包装化。流通過程での廃棄物削減に大きく貢献しました。
リユース
原料等の輸送ドラム(年間480本)を、集塵機などに付着した廃粉末用容器として再利用しています。また、段ボール箱の緩衝剤(年間300kg)の再利用も行っています。
リサイクル
分別の徹底および処理業者の選定により、2008年度に産業廃棄物・一般廃棄物の100%リサイクルを実現・継続。さらに、ボトルラインで発生する不良ガラス瓶および不良樹脂製容器もリサイクルしています。
今後も廃棄物発生量の削減やリサイクルの推進とともに、新型フィルムコーティング錠の開発による省エネなど新たな技術も活用し、環境保全活動への取り組みを最重要課題として捉え、資源循環型社会の実現に向けてより一層推進してまいります。