乗物酔いに効くツボ
体調を整えたり、乗物ごとの乗り方を心がけたり、事前に酔い止め薬を使用したりすることで乗物酔いの予防が期待できますが、乗物酔いに効くツボを押すことも予防につながると言われています。
乗物酔いに効くとされるツボ
内関(ないかん)
平衡感覚を正常にする働きがあります。
胃の不快感や吐き気を和らげ、乗物酔いに効くとされています。
また、二日酔いに効くツボとしても知られています。
内関(ないかん)の見つけ方
手のひらを上に向けた状態で、手と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。
外関(がいかん)
自律神経を整える作用があり、疲労回復や頭痛にも効くと言われています。
外関(がいかん)の見つけ方
手のひらを下に向けた状態で、手の甲と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。内関(ないかん)のちょうど反対側に位置します。
築賓(ちくひん)
乗物酔いで気持ち悪くなったら、このツボを押すとよいと言われています。
築賓(ちくひん)の見つけ方
足の内側のくるぶしからひざの方へ指5本分進んだところにあります。
侠谿(きょうけい)
めまいや頭痛、耳鳴りなどにも効き、乗物酔いにすぐ作用してくれるツボとも言われています。
侠谿(きょうけい)の見つけ方
足の薬指と小指の付け根の間の薬指寄りの凹んだ部分にあります。
翳風(えいふう)
内耳の平衡感覚と関連するツボとされ、乗物酔いの予防に効くと言われています。
翳風(えいふう)の見つけ方
耳たぶの裏の耳たぶと骨のでっぱったところの間のくぼみにあります。
乗物酔いの症状を和らげたり予防したりするには、乗物酔いと関係の深い内耳や自律神経に関連する、ツボを押すことが効果的とされています。さまざまな予防法とともに、乗物内で簡単にできるツボ押しを試してみるのもいいでしょう。